「住宅業界からの提言」IZANAGIを始めるまでの経緯と表現したいこと。

埼玉県南西部は梅雨だというのにまったく雨が降りませんね。

地球温暖化だと世間では言われておりますが、個人的に信頼しているのは太陽活動の影響による気候変動です。たしかに、19世紀以降の産業革命から電気の発明、そして自動車社会、都市部の増加による電気使用量の増加は、多少なりとも地球環境に影響を与えてはいる。しかし、ここまで猛暑日が長くつづくのは、二酸化炭素の排出が原因とするのは無理がある。

昼間、暑くても夕立が降れば少しは気温が下がるのですが、、今年の夏はどうなることやら。

さてさて、前回のつづきを書いていきます。

20代後半(1997年頃)、輸入住宅が群馬の田舎にも立ち始めていた時代。アルバイト先の社員さんが家を建てました。それが、北米型の輸入住宅で、それを実際に見た僕は大きな刺激を受けて、フリーターを卒業しようと決めたところまで前の記事で書きました。

アルバイトを辞めて、次の仕事をどうしようか?と考えましたが、専門的な仕事をしてきたわけでもなく、即仕事に就けるような資格もなく、どうしようか悩みながら無職生活をしていた時、あるひらめきが頭に降りてきたのです。輸入住宅に関わる仕事をすれば、いろいろ勉強できるし、将来に役立つのではないだろうか?

「建設会社が家を建てる」くらいは常識として知ってはいましたが、それ以上のことは頭にない。インターネットがまだ出始めのころで一般利用がされるのはもう少し後だったから、情報は本屋で手にいれる以外に選択肢がなかった時代です。いずれにしても、無職暮らしをつづけていく経済的なゆとりもなかった僕は、少しだけ悩んだ結果、本屋で求人情報誌を買ってきたのでした。

ペラペラとめくっていると、とある地元の建設会社が求人募集している欄が目に止まり、小さな写真が載っていました。それが、この建設会社の住宅展示場の外観写真で、めちゃくちゃかっこいい!輸入住宅とは書いていませんでしたが、当時初めて目にするツーバイフォー住宅という文字。それの販売、営業マンを募集していたのです。

フリーターとしてカフェ、ファストフード、配送トラックのドライバー、飲み屋、自動車の外装整備など、いろいろな職種にチャレンジし、それなりにベストを尽くしてきました。しかし、営業職なんてやったこともないし興味すらありませんでした。とりあえず、面接くらいはしてくれるだろう、という甘い考えのもと応募。

お正月明けの寒い寒い冬の午後、着慣れないスーツを着て求人情報誌に載っていた展示場に行きました。

展示場に入ると、すごく暖かい!

面接をしてくれる人を緊張して待ちがなら、展示場内をきょろきょろ見渡すと、薪ストーブがリビングにあってぱちぱちと音を立てて燃えているではありませんか。感動に打ち震えながら「ここで仕事ができたら最高だなあ」と思いました。

面接は1時間以上におよび、今となっては何を話したか忘れましたが、面接官の営業部長が住宅業界の面白さについて熱く語ってくれたことだけはしっかり憶えています。そして、地元のビルダーとはいえ、総合展示場に立派な展示場を構えた(数々の大手ハウスメーカーを差し置いて建築の視点でみてもいちばん凄い建物でした)当時では飛ぶ鳥を落とす勢いがあった会社に、なんとか入社が決まったのでした。

今思えば、よくもまあ、世間知らずで営業の経験がない僕を採用してくれたと思いますが、とにかくこの時の営業部長のおかげで、今の自分があるわけですから、感謝しかありません。そしてなんといっても、この時のガレージ付き小屋裏3階建ての展示場は、僕が住宅に関わってきたなかで今現在でも圧倒的にテンションが上がる最高の家ですし、人の心を惹きつける魅力と引力があった建物物でした。

その証拠として、営業経験がなかった僕が初年度から経営者層のお客様に恵まれ、6千万円、7千万円台の契約を何棟も獲得できたのも、ひとえにこの展示場の存在のおかげでした。この会社では営業手法だけではなく、どうやったらハイクラスのお客様にリーチできるか?を実践を通して多くを学ばせていただきました。

この会社は、輸入住宅ではなくアメリカの住宅デザインと様式を採用(後に北欧デザインにシフト)しながらも、全館床暖房、抗酸化工法など高気密高断熱と空氣の質にこだわった家で、およそ30年前でしたが、お客様の暮らしと健康に寄り添い、しっかりとした考え方で運営をしておりました。

ただ、当時の僕は、デザイン重視で仕事をしておりましたので、会社が推していた空氣の質について興味を持つことができずに時間だけが過ぎていきました。


時はあっという間に流れて9年後、退社..!
(いずれ、9年間の出来事はこのブログで書きたいと思います)


注文住宅営業の面白さと同時に、苦労も同時に味わってきた僕は、土地と高級な家を建てるほどの貯蓄が出来て..と、言いたいところですが、稼いでも稼いでも無駄遣いをしてしまい、生活費以外は手元に残らずに無職となりました。

その後、再び注文住宅の会社に入社。その会社は、売るための仕組みと広告戦略に長けており、地元のビルダーでありながら展示場2拠点で年間120棟は受注しておりました。この仕組みを作り上げたのが、社長と営業のトップであった現在はIZANAGI代表の窪田さんです。

理念でもあった顧客満足度100%を超えることに徹底してこだわり、お客様に感動をあたえることに対して、スタッフ全員がひとつの目標に向かって仕事に取り組んでいました。提供する家はよくある構造、よくあるデザインはなのに、お客様は大きな喜びに溢れ、紹介が後を絶たない。

大手ハウスメーカーでも太刀打ちできないビジネスモデルは、毎日が刺激にあふれ、楽しく、充実した日々を送ったわけですが、僕が営業部長として奮闘していたある日、社長と大喧嘩をしてその二ヶ月後に退社することになったのです。

こうして、12年間の注文住宅の営業マンとしてのキャリアに幕を下ろしたのでした。

この時は、人生で二度と住宅に関わることはないだろうと強く思っておりましたが、IZANAGIという建築プロジェクトを企画しているわけですから、根っから家づくりに関わることが好きなのでしょう。

ただ、大きく変化したことがあって、それが「自分の感覚と考え方」です。

住宅の営業マンとして自分がお客様に提案して、提供してきた家を否定するつもりはいっさいありませんが、日本の家づくりの在り方と、世の中の構造については大きな疑問を持っています。簡潔にいうと「日本の住宅の質がものすごく低い」ということです。それは大手ハウスメーカーも地元ビルダーも同じです。

さらに、広く見れば食べ物の質もヤバいくらい低下している。

原因を考えると、安易に便利さを求め過ぎてきた僕たちという消費者の需要があって、大企業による大量生産と宣伝広告がある。そうして、思考を止めた消費者が広告に釣られて買い求めた結果がいまの状況なんだと思います。

衣食住の質が下がれば、その影響はおのずと身体に表れてきます。駅前と街道沿いにずらりと並んだ薬屋のチェーン店、2人に1人がガンになるこの国ですから、何かが大きくズレてしまっているのは間違いないでしょう。

もちろん、体調不良や病気の原因というのは、他にも様々な要素があって、考え方、心の持ち方、生活習慣、運動、姿勢、睡眠、霊的作用、カルマ..などなど。それらが複雑に絡み合ってバランスを崩した結果が体調不良なんだと思います。

IZANAGIが今の段階でできることは、まずはこれらの現状を正確に認識して、それを発信していくこと。そして、自分たちがベストだと思える住環境を作り出し、それをカタチにしていくことです。

ということで、まだまだ書き足りませんが、今日のところはこの辺で!

Kazuaki TANI

Kazuaki TANI

IZANAGI 企画・広報 / 奥武蔵の入り口に位置する高麗エリアで、次世代につながる心豊かな暮らしを模索しながら衣食住全般で快適性を追求している。

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