ようやくと言いますか、少しばかり梅雨らしく雨が降りまして木々や草、虫たちが喜んでいる高麗エリア。3日ほど過ごしやすい日がつづいて夜もぐっすり眠れた僕(@kazuaki_TANI)ですが、ホッとひと息つけたと思ったらまた最高気温36〜37℃の猛暑が復活しました。天気予報を見ると雨マークが全然ありませんから、それだけで気分がぐったりしてしまいますね。
今回の話題「電磁波対策」について書く前に、温暖化について少しだけ。
地球温暖化という言葉が出始めたのが1988年のアメリカ議会にさかのぼりまして、その原因は人間の活動によるものであるとNASAの科学者ジェームズ・ハンセンが証言。1990年代には地球サミットや京都議定書などで各国が対策に乗り出し、2015年にはパリ協定が採択されて、産業革命当時の気温+1.5℃に戻そうという全世界的な動きが生まれたました。
温暖化は、CO2の排出が原因だとする説が今のところ有力となっており、日本でも電気自動車や建物の高気密高断熱化を推し進め、温室効果ガスの排出を減らそうとしています。
しかしですね、僕から見ますとレジ袋を有料化したりストローを紙にしているのと同じで、環境悪化の根本原因である「消費を減らさない」ことを前提にした対策なので、意味ないことをやっているなあ、というのが率直な感想です。
個人個人が地球の資源を消費するばかりで、生産(作物を育てたり必要なものを手作りすること)をしない都市型の暮らしが招いた結果がこの毎日の猛暑ということになります。
CO2削減といいながら、街に出れば眩しいくらいの照明とネオン。
真夏にお店に入れば凍えるくらい冷えていたり、公共交通機関があるのに自動車が溢れ、コンビニもスーパーも廃棄の山だったり。家庭でも、地球の裏側から燃料を使いCO2を撒き散らして運んできた食材を食べ、遠い海の向こうで作った服を買ってはまだ着られるのに捨ているのが現状です。
地球環境よりも目先の経済(お金)のほうが依然としてこの社会は優先されています。超大国アメリカでさえ経済が疲弊しており、パリ協定からも離脱しましたから、実際のところは、温暖化対策も絵に描いた餅でしかありません。過剰すぎるグローバル経済と資本主義は、限界を迎えており、その弊害が僕たちの暮らしを直撃しています。
ニューヨーク市では、生鮮食品を売るスーパーマーケットの撤退が相次いでいて、加工食品しか買えなくなり肥満や健康を害する人が増えているそうです。今度の市長選挙では、史上初のムスリムかつ社会主義を標榜する33歳のマムダニさんが民主党予備選挙で勝利。彼は市内に市営のスーパーを作り、新鮮な野菜と果物、オーガニック食品を利益なしで売ることを公約に掲げています。
現市長のアダムスさんも自身がヴィーガンということもあり、市内の小学校の給食にプラントベースを選択できるなど積極的に食の改善に取り組んでおり再選を目指しています。トランプ大統領後のアメリカは徐々に民主社会主義になっていくことが予想されています。

初夏の高麗川の風景
住宅に目を向けると、国交省が気密断熱の基準を厳しく設けており、各住宅会社はそれにしたがっています。ところが、完成した家を見ますと至る所にコンセントがある。そして、目が痛くなるほどの照明器具の数。これが何を表しているかというと、省エネと言いながら電力を消費する意識は変わっていない、ということになります。
個人が持つデバイス(スマホ、タッチパッド、パソコン、イヤホン等)の数は増え、テレビも一家に一台からひとり一台、エアコンも各部屋になりました。そうなるとコンセントの数も増やす、という提案を住宅会社はふつうにします。
本当に省エネの意識があれば別の提案をするでしょうし、そもそもが勉強不足であり(お客さまも含めて)無知であると言わざるを得ません(住宅の営業マンをやっていた頃の自分もまったくの無知でした)。
その結果が、電磁波による身体と精神への影響です。
総務省が科学的根拠によって定めた電磁波の規制、基準がありますから一部の健康マニアや電磁波過敏症だけの問題ではありません。日本人のほぼすべての人に何らかの影響を及ぼしています。電磁波についての詳しい説明は、現在、専用のコンテンツを作っている途中ですので、ここでは割愛します。

高麗川でアーシングをする友達の愛犬
不快な電磁波を体感で知覚できる人が増えている。
まず、前提となるのが電磁波を体感覚として不快と感じるのは、人それぞれの電磁波耐性の度合いによります。僕を例にしますと、スマホを長い時間いじっていると手がピリピリ痛くなりったり、電車のパンタグラフのすぐ下の車両に乗ると、頭がかるくビリビリとして締め付けられるように感じます。
他にも、Wi-Fiを使って沢山の人がパソコンやスマホをいじっているカフェも同様に頭がビリビリしますし、家庭用のWi-Fiに至ってはスイッチを入れた瞬間にビリビリきます。
あとは、変電所や携帯電話の基地局が密集している場所も同じようになりますね。最新のビジネスホテルとかもけっこうキツいのでなるべく古めのホテル(電気配線が少ない)に宿泊するようにしています。
我慢してしばらくその場にいると呼吸が浅くなって気持ちも落ちますし、Wi-Fi圏外に出ても元に戻るのに時間がかかります。ただ、最近は意識を鈍感にすることによって電磁波の影響を無視する技を身につけたこともあり、多少の影響は感じないようにできます。しかし、実際のところは被曝していますので、あとからケアしています。
とまあ、こんな感じで街に出ますとしんどかったりしますがなるべく意識しないようにしてやり過ごしているのが実情です。高麗にいる時は、人口密度が低いですし木と川と山しかありませんので、気にすることはありません。
群馬も埼玉も電磁波対策をする住宅会社はほぼ無し。

家から歩いていけるムーミン谷の風景
世の中を見渡しますと、僕の体感覚などまだまだ良い方でして、なかには電磁波の影響でアトピー性皮膚炎が悪化したり、鬱になったり、癇癪をおこしたり、ここでは書けないようなもっと酷いことになっている人もいるようです。
最近は、朝から晩までずっとスマホを手に持っていじっている人もいますし、送電線の付近や大都市などで意図せずに電磁波が強い環境で生活をしないといけない人たちもいます。
国が、科学的根拠に基づいて電磁波に規制をしているわけですから、僕たち個人レベルでもそろそろ意識を持ったほうがいいのではないでしょうか。ましてや、住環境を提供する住宅会社なら尚更です。
残念ながら、電磁波対策をしっかり施している業者はまだまだ極めて少数派です。
群馬県や埼玉県内でも電磁波対策をしている業者を知りません。
(もしかしたら、あるかもしれませんが)

大都会では人口密度が低いエリアに宿泊している。
逆に考えれば、全国展開している大手ハウスメーカーが電磁波対策をやり始めたら、中小の会社も実施にいたるのではないかと期待しているのですが、まだまだ先のことになるでしょう。
家族が集まるリビングに平気でWi-Fiを設置しているのが現状で、大人よりも感覚が敏感な赤ちゃん、子供、ペットたちが被曝しながら暮らしています。とはいえ、スマホもWi-Fiも便利なアイテムですので身体に影響をおよぼすことなく上手に使っていきたいものです。
だから、便利さと快適さをどちらも受け取るために電磁波対策をするのです。
スマートフォンの登場によって、多くの電化製品(時計、デジカメ、ウォークマン、電卓など)がその画面のなかに吸収されて消えていきました。その分、地球全体でみると資源の消費が減ったことになりよね。
IZANAGIは、私たち人類が作り出したテクノロジーの面白さ、便利さを使いながらも、その弊害である身体と精神への悪影響を取り除くことで、真に快適で安心して暮らせる住環境を追求していくつもりですし、他の建設業者の皆さんも巻き込んでいければと目論んでいます。
まだまだ書き足りませんが、今日はこの辺で!
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