移住サポート

コロナ禍以降、私たちの価値観は大きく変化し、幸福のかたちが問い直されています。時代の先を読む人たちの間で、移住という選択が広がる今、見知らぬ土地での新たな生活に必要なのは、確かな情報と、つながりのある安心感。IZANAGI独自の視点から、その一歩をサポートします。

01.移住で生き方そのものを再デザインしてみる。

「自然のそばで、のびのびと暮らしたい」「仕事のスタイルを変えて、新しい環境で再スタートしたい」そんな想いを抱えて、都市部から豊かな自然に恵まれた群馬県や埼玉県南西部へ移住を考える方が、今とても増えています。同時に、都市部と地方の二拠点生活をしながら、自分らしい暮らしのバランスを模索する人たちも少なくありません。

静かな場所で心を調え、必要に応じて都市にもアクセスできる環境は、働き方や生き方の選択肢を広げてくれます。でも、知らない土地に暮らしを移すのは、期待と同じくらい、不安も大きいもの。そうした不安に寄り添いながら「その人らしい移住」の形を一緒に探していくのがIZANAGIの移住サポートです。

建築ビルダーである私たちが得意とするのは、土地の目利きと暮らし方をデザインすること。日当たりや風通し、地盤やインフラの条件だけでなく、土地や地域の周波数という目に見えない要素まで含めて、家を建てる視点は当然踏まえながら、どうしたら人生をもっと楽しめるか?を重要ポイントとして移住を考えるのが、IZANAGIらしさ。

私たちがご提案する移住サポートは、物件の紹介だけではありません。その地域にどんな気候があるのか、子育ての環境はどうか、交通や買い物の利便性など、リアルな生活を考えたうで土地選びをアドバイスします。そしてその先に、「その場所でどう暮らしたいか」というイメージを一緒にデザインしていきます。

土地や融資の手続きなど難しいステップも、安心して進められるようにサポートします。

移住とは、単なる引っ越しではなく「人生を一度ニュートナルに戻し、再構築をしていくイベント」です。その大きな転換点に、建築のプロとして、そして地域を知る一生活者として、私たちが伴走します。

5つの活火山が有る群馬県は生活圏で源泉掛け流し温泉に入れる。

ムーミン谷がある飯能周辺はオーガニックフードが盛んな地域。

02.群馬西部+軽井沢と奥武蔵エリアの優位性とは?

太古の昔より、知恵ある賢者たちは山に暮らし、海へ向かうことはほとんどありませんでした。その理由は、単なる地形の選択にとどまらず、意識が内に向かい、静けさの中に身を置くことで、本質を見つめる生き方を選んだからです。

そうした視点で考えると、日本有数の温泉資源に恵まれた群馬県や、美しい川が流れ、山々が広がる埼玉県南西部の奥武蔵エリアは、現代における山の暮らしとしての魅力を存分に備えています。

けれど、私たちは悟りを求めているわけではありません。自分らしく在りながら、好きなことに夢中になったり、人生を味わい尽くすこともまた、生きる目的です。その意味で、群馬県西部および軽井沢には上越新幹線+北陸新幹線が、埼玉県南西部なら西武池袋線(有楽町線、副都心線、東急東横線と直通)が、都心までスムーズにつなぎ、どちらも一時間で移動が可能。

つまり、都市の利便性と自然に囲まれた穏やかな日常、そのどちらも、自分のリズムで配分できる。喧騒うずまく東京の経済圏から距離を置きつつも、仕事や買い物、イベントがあるときには、無理なく行き来できる優位性を確保できるでしょう。

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広大なキャベツ畑から浅間山を望む

群馬県西・北部+軽井沢エリアの特徴

群馬県西部エリアは、自然の恵みと都市へのアクセスを兼ね備えた移住先です。

浅間、赤城・妙義といった雄大な山々に囲まれ、四季折々の風景が、日常に深い癒しを与えてくれます。特筆すべきは、県内に有する5つの活火山のおかげで、各地に点在する源泉かけ流し温泉の存在です。有名な草津、伊香保、水上、四万に限らず、肌にやさしい単純泉から、身体を芯から温める硫黄泉まで生活圏内で楽しむことができます。

また、高崎駅をはじめ、上毛高原駅や安中榛名駅といった複数の新幹線停車駅があり、都心までは約1時間。

自然の中でゆったり暮らしながらも、都心へのアクセスを確保できます。またこのエリアは、農産物の質の高さでも知られています。火山性の土壌で育った野菜や果物は味が濃く、地元の直売所では、朝採れの新鮮な有機野菜が手頃な価格で手に入ります。食を大切にする人にとっても大きな魅力です。

そして、標高1,000mに位置する軽井沢エリアは、冷涼な気候によって夏は都内よりも-10〜15℃と快適。美しい森の中に点在する、洗練されたカフェやショップが共存する環境は、暮らしのなかに非日常な風景を加えてくれる、贅沢な選択肢です。

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高麗川で遊ぶ子どもたち。オーガニックフードと自然に恵まれた飯能エリア。

埼玉県南西部・奥武蔵エリアの特徴

埼玉県南西部エリアというのは奥武蔵の入り口付近に位置する、ムーミン谷(トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園+メッツァヴィレッジ)がある飯能市の山間部、曼珠沙華で有名な巾着田がある高麗周辺のこと。

沿線は西武池袋線で、特急ラビューを使えば飯能から池袋まで35分、高麗からでも50分の位置。飯能からは東急東横線、東京メトロ有楽町線と副都心線に直通なので、新宿、原宿、中目黒、自由が丘、銀座、永田町、豊洲、そして横浜まで乗り換えなしで行けるため、パンデミック以降は移住者がとても増えています。

ひと言でこの地の魅力を表わすなら「オーガニックフードと美味しい野菜」に尽きるでしょう。

自家菜園を楽しむ半農生活の人は各地にいますが、この地では固定種や無農薬で野菜を育てる農家さんが多いのです。これは、有名な「野口のたね」や「たねの森」が近くにあり、種が身近に手に入ることが理由です。さらに、日本のオーガニックフードの先駆者である阿里山カフェの存在によって、食の安全意識やベジタリアンフードがこの地域には根付いています。

市民主催のマルシェやマーケットが毎週のように開かれ、食を通じたつながりが作りやすいのもこの地域の魅力。さらに、登山やトレイルラン、キャンプなどのアクティビティが日常のすぐ隣にあり、暮らしと趣味の境目がない生活ができます。

また、自立心と自己表現を育む独自の教育方針で知られる「自由の森学園」があるため、子どもを通わせることをきっかけに周辺へ引っ越してくるご家族も少なくありません。そのままこの地の暮らしに魅了され、定住するケースも多く見られます。

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埼玉県高麗エリアにある阿里山カフェのバーガーと有機野菜のサラダ

暮らしを楽しむ先輩移住者から聞いたリアルな助言。

2018年に都市部から埼玉県南西部・高麗エリアへ移住し、今ではすっかりこの土地と暮らしに馴染んだIZANAGIスタッフが、実際に体験したからこそわかった「移住をうまく進めるためのヒント」を、3つにまとめてお届けします。

1.「こうしたい」を明確に描くと、道がひらきご縁に恵まれる。

移住の成功には、まず「どんな暮らしをしたいのか」を明確にすることが大切です。自然に囲まれて静かに暮らしたいのか、自分の仕事や趣味に集中できる時間がほしいのか。子供の教育に重点を置くのか。

ぼんやりとした憧れではなく、具体的なライフスタイルをくっきり明確に描くことで、その想いを叶えてくれる場所や人との出会いが動き出します。それが私たちの意識の力。ただ環境を変えるのではなく、自分の軸に出会い直す。そのきっかけになるのが移住です。逆を言えば、イメージと望みが不明瞭だと、満足がいくような進展はしません。

ネットや雑誌などで情報を集めながら、自分そして家族が向かう未来をデザインしましょう。

それが、できたら準備万端。いよいよ行動です。私たちのサポートに頼ってもいいですし、自分たちで現地へ足を運んだり、自治体や市民グループに相談をしてもらっても大丈夫です。

2.価値観が分かり合える地域の仲間とのコミュニケーション。

どんなに自然に恵まれていても、家族だけで暮らしていては満たされないものがあります。

地域で出会う人たちと、趣味や価値観を通してゆるやかに繋がっている。それは「ここに暮らしてよかった」と感じられる大きな理由のひとつです。マルシェや、子育て、学びの場、アートな活動など、日常のあちこちに人が集まるきっかけがあります。自分の感性に共感してくれる人と出会えたとき、その場所が、かけがえのない居場所に変わっていきます。

とはいえ、いきなり家を建てて引っ越すのは、やはりリスクが高いもの。無理なく移住を成功させるための唯一の方法は、何度も現地に足を運ぶこと。そのための情報はSNSを活用するのがもっとも生に近いものが手に入る。

住環境だけでなく、マーケットやイベントに参加して、土地の空気や人の気配を肌で感じてみましょう。気になる人がいたら思いきって話しかけて、意気投合したらSNSを交換して関係を深めていく。移住を前提に、率直にいろいろ聞いてみるのも大切です。こうした体験を納得いくまで重ねていくことで、情報だけでなく、移住後の暮らしに欠かせない人とのつながりも自然と育っていくはずです。

3.新鮮なオーガニックフードが身近にあると生活が豊かになる。

日々の暮らしで、もっともリアルに豊かさを実感できるのは「食」です。

群馬、軽井沢や埼玉南西部には、無農薬・無化学肥料で育った野菜や、顔が見える生産者の食材が豊富で、しかも手頃な価格で四季折々の豊富な作物手に入ります。朝市や直売所、ナチュラル志向の人たちによるマルシェ、そしてオーガニック系の飲食店も多く、日常的に「心と身体がよろこぶ食事」ができるのです。

忙しさに追われることなく、旬を感じて食卓を囲む。そんな何気ない毎日こそ、移住の醍醐味になるはずです。

そして、美味しい食べ物には自然と人が集まってくる。美味しいものを囲むと、知らない人同士でも会話が生まれ、笑顔が広がります。地元野菜を使ったレシピを教え合ったり、マルシェで顔なじみの農家さんと季節の話をしたり。食を通じてつながる関係は、形式ばらない自然なつながりであり、地域に根ざす第一歩にもなります。

移住後の生活がうまくいくかは誰もが不安です。そんな気持ちも「すごく美味しいね」「これ、どこで買ったの?」そんな小さなやりとりの積み重ねが、少しずつ安心と自信に変わっていくのです。

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