〜熊本の地震を受けて、改めて耐震を考える〜
いつも感謝さまです!
まずは、先日の熊本を震源とする大きな地震により被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
不安な時間を過ごされている方、今も片付けや避難生活、余震への警戒の中にいらっしゃる方も多いと思います。
一日も早く、安心して眠れる日常が戻りますよう、心よりお祈り申し上げます。

地震が起きるたびに、住宅に関わる者として、改めて考えさせられます。
家とは何か?
デザインが良いこと。
自然素材で気持ちいいこと。
空気がきれいなこと。
暮らしやすい間取りであること。
どれも大切です!
でも、その土台にあるのは、やはり、
家族の命を守ること
だと思います。
どれだけ素敵な家でも、どれだけ心地いい空間でも、大きな地震のときに命を守れなければ、住宅として本末転倒です。
だからこそ、今回は少しだけ「耐震」の話をしたいと思います。
住宅の地震への強さを表すものに、耐震等級があります。
簡単に言うと、耐震等級1は建築基準法レベル。
耐震等級2は、その1.25倍の力に耐えることを目安にしたもの。
耐震等級3は、その1.5倍の力に耐えることを目安にしたものです。
もちろん、地震は自然現象ですから、耐震等級3なら絶対に大丈夫、と言い切れるものではありません。
地盤、建物の形、施工精度、劣化状況、家具の固定、周辺環境など、実際の被害にはさまざまな要素が関わります。
それでも、これから家を建てるなら、私はできる限り高い耐震性を考えた方がいいと思っています。
そしてもうひとつ、最近は「制振」という考え方もあります。
耐震は、建物そのものを強くして地震の揺れに耐える考え方。
制振は、揺れのエネルギーを吸収し、建物に伝わる負担をやわらげる考え方です。
どちらか一方が大事というより、まずはしっかりした耐震性能が土台にあり、その上で制振をどう考えるか。
この順番が大切だと思います。
特に木造住宅では、構造のバランスがとても重要です。
壁の量だけでなく、壁の配置。
建物の形。
柱や梁のつながり。
基礎。
地盤。
金物。
そして、現場で図面通りに丁寧につくられているか。
こういう目に見えにくい部分こそ、本当は一番大事です。
IZANAGIでは、空気、水、素材、電磁環境、場の心地よさなど、目に見えないものも大切にしています。
でも、それは構造の安心があってこそです。
安心して眠れる家。
家族が帰ってこられる家。
地震のあとも、できる限り暮らしを守れる家。
その土台があって初めて、自然素材の心地よさや、空気のやわらかさ、深呼吸したくなる空間が生きてきます。
家は、人生を楽しむ場所です。
でも同時に、命を守る器でもあります。
今回の地震を受けて、改めて思います。
家づくりは、見た目や価格だけで選ぶものではありません。
大切な家族の命を、どんな器に預けるのか?
その視点を、これから家づくりを考える方には、ぜひ持っていただきたいと思います。
被災地の皆さまの安全と、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
そして私たちも、住宅に関わる者として、安心して深呼吸できる家づくりを、これからも真剣に考えていきたいと思います。
感謝!!






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