〜便利になるほど、自然に戻る家が必要になる〜
いつも感謝さまです!!
先日、映画「キングダム 魂の決戦」を見てきました窪田です♪
マンガを読んでいますので、あらすじはほぼ分かるのですが、
敵将の万極の演技、やばかったですね。。
あと、ホントに俳優さんが若手から年配層までオールスター的に出演してまして、
これまた見ごたえがありました!
続きが、早くみたいところです♪

今日は、少し未来の家について考えてみたいと思います!!
皆さんは、子どもの頃に思い描いていた「未来の建物」って、どんなイメージでしたか?
私の中では、未来的な建物というと、
白やシルバーでツルツルしていて、
ガラス張りで、
コンクリートや金属、プラスチックのような素材感で、
丸い宇宙船のような形で、
自然や木のぬくもりはあまりなくて、
人が暮らすというより、機械が動いているような場所。
そんなイメージがありました。
もちろん、それはそれでカッコいいんです。
映画やアニメに出てくる未来都市のような世界は、子どもの頃にはワクワクしました。
でも、大人になって、住宅の仕事をずっとしてきて、さらにIZANAGIという家づくりを考えるようになってから、ふと思うのです。
未来の家って、本当に無機質な方向へ進んでいくのだろうか?
そして、もし本当にそうなっていくなら、
自然素材の家は、逆にものすごく価値の高い家になっていくのではないか?
そんなことを考えるようになりました。
便利な未来は、もう始まっている
今の世の中は、どんどん便利になっています!
スマホひとつで、照明も、エアコンも、玄関の鍵も、家電も操作できる。
AIが生活をサポートしてくれる。
ロボットが掃除をしてくれる。
宅配も自動化されていく。
家の中の温度や湿度も、自動で管理できる。
これからは、さらに便利になるでしょう?
AI、ロボット、3Dプリンター住宅、新素材、スマートホーム。
住宅の世界も、どんどん変わっていくと思います。
私は、それ自体を否定したいわけではありません。
むしろ、テクノロジーは面白いと思っています(^^♪
3Dプリンター住宅にも可能性を感じていますし、AIやロボットによって、建築の効率が上がることもあるでしょう!
人手不足の時代に、テクノロジーは確実に必要になります。
だから、未来技術を否定するつもりはまったくありません。
ただ、ひとつだけ気になることがあります。
それは、便利になればなるほど、
人間らしさが薄くなっていかないか
ということです。
便利すぎて、動かなくなる家
便利な家は、確かに快適です。
ボタンひとつで何でもできる。
声をかければ照明がつく。
スマホで全部管理できる。
AIが先回りして整えてくれる。
でも、あまりにも便利になりすぎると、人はだんだん動かなくなるのかもしれません(笑)
自分で窓を開けて、風を感じる。
朝の光を見て、今日の天気を感じる。
床に触れて、木の温度を感じる。
水を使って、手の感覚を取り戻す。
庭や植物を見て、季節を感じる。
こういう小さな感覚が、少しずつ失われていくとしたら、少し怖い気もします。
家が便利になることは良いことです!
でも、家が人間の感覚を奪ってしまうとしたら、それは本当に豊かな暮らしなのか?
スマホやAIで全部管理される暮らし。
素材感がなく、全部が工業製品に見える家。
見た目はきれいだけれど、呼吸しづらい空間。
人が暮らす場所というより、機能を消化する箱のような家。
もし未来の住宅がそこへ進んでいくなら、私は少し立ち止まって考えたいのです。
人間は、自然の一部ではないのか
私たちは、つい忘れてしまいます。
人間も、自然の一部だということを。
空気を吸い、
水を飲み、
太陽の光を浴び、
土の上を歩き、
木々や植物に癒され、
風や音や匂いを感じながら生きています。
どれだけAIが進化しても、身体は自然界の仕組みの中で生きています。
眠らなければ回復しない。
呼吸が浅くなれば苦しくなる。
光が足りなければ気分が落ちる。
空気が悪ければ身体は重くなる。
自然に触れると、なぜか心がゆるむ。
これは、ロボットではなく、人間だからこそ感じることだと思います。
だからこそ、住まいはただ便利なだけでは足りない。
人間が自然の一部であるなら、家もまた、自然とつながっていてほしい。
そう思うのです。
自然素材の家は、未来の高級住宅になるのかもしれない
これからの住宅は、二極化していくのかもしれません。
ひとつは、テクノロジーによって効率よくつくられる家。
短期間で、合理的に、均一な品質で、できるだけコストを抑えてつくられる家。
これは、これから確実に増えていくと思います。
もうひとつは、自然素材や手仕事、人間の感覚を大切にした家。
木の香り。
漆喰の空気。
職人の手仕事。
素足で歩きたくなる床。
深呼吸したくなる空間。
時間とともに味わいが増す素材。
こういう家は、もしかすると将来、かなり贅沢なものになっていくのかもしれません。
なぜなら、職人さんは減っていきます。
本物の素材は、手間がかかります。
自然素材は、工業製品のようにすべてを均一にはできません。
木は一本一本違います。
塗り壁も、職人の手で表情が出ます。
効率だけで考えれば、自然素材は少し面倒な存在かもしれません。
でも、その面倒さの中に、人間らしさがあります。
均一ではないから、味がある。
手間がかかるから、愛着が湧く。
時間が経つから、育っていく。
自然のものだから、身体がゆるむ。
これからの時代、本物の自然素材は単なる「高級品」ではなく、
人間らしさを取り戻すための本来の豊かさ
になっていくのではないでしょうか?
日本は森林の国なのに
ここで、ひとつ考えたいことがあります。
日本は、森林の国です。
林野庁によると、日本の森林面積は国土の約3分の2を占めています。
つまり、感覚的に言えば、国土の約7割近くが森林です。
それなのに、住宅で使われる木材は、長い間、外国産材に大きく頼ってきました。
2024年の木材自給率は42.5%。
もちろん、昔に比べれば木材自給率は上がってきています。
それでも、これだけ森林がある国で、なぜもっと国産材を活かしきれていないのか?
ここには、林業の担い手不足、価格、流通、乾燥技術、製材体制、住宅業界の合理性など、いろいろな事情があると思います。
だから単純に、
「国産材を使えばいいじゃないか」
で済む話ではありません。
でも、やはり不思議です。
山がある。
木がある。
森がある。
それなのに、暮らしの中から木の存在感が薄れていく。
これは、どこか矛盾しているようにも感じます。
そして、国産材を使うことは、ただ家の材料を選ぶ話だけではありません。
日本の山を手入れすること。
地域の林業を支えること。
山の循環をつくること。
木を伐り、使い、また植える流れをつくること。
そんな大きな循環にもつながっていきます。
もしかしたら、今、問題になっている「熊」問題の解決にもなるのかも。
家づくりは、実は山づくりともつながっているのではと、感じています。
テクノロジーと自然素材は、対立しない
ここで大切なのは、テクノロジーと自然素材を対立させないことだと思っています。
未来技術が悪い。
自然素材だけが正しい。
そういう話ではありません。
私は、これからの家づくりは、むしろ融合だと思っています。
外側や構造、施工の一部には、テクノロジーを活かす。
設計や性能計算、温熱環境、耐震性、施工管理には、AIやデジタル技術を活かす。
省エネや創エネ、設備制御にも、未来技術を活かす。
でも、人が毎日触れる内側には、自然素材を使う。
床には木のぬくもり。
壁には漆喰の空気感。
寝室には、身体がゆるむ素材。
リビングには、家族が深呼吸できる空間。
家全体には、便利さだけではない“人間の感覚”を残す。
私は、これが理想に近いと思っています。
外側は未来技術。
内側は自然素材。
効率はテクノロジーに任せる。
人間らしさは、自然素材で取り戻す。
そんな家が、これから求められていくのではないでしょうか?
IZANAGIが大切にしたい未来
IZANAGIでは、自然素材をただのデザインとして見ていません。
木目がきれいだから。
雰囲気がナチュラルだから。
おしゃれだから。
もちろん、それも大切です。
でも、それだけではありません。
木や土や漆喰は、人間を自然に戻してくれる素材だと思っています。
音響熟成木材に素足で触れたときの感覚。
幻の漆喰に包まれた空気のやわらかさ。
部屋に入った瞬間に、ふっと呼吸が深くなる感じ。
なんとなく落ち着く。
なんとなく身体がゆるむ。
なんとなく長くいたくなる。
この“なんとなく”を、IZANAGIはとても大切にしています。
科学的な性能も大切。
便利な設備も大切。
暮らしやすい間取りも大切。
でも、それと同じくらい、
見えない心地よさ
も大切です。
空気。
水。
光。
音。
素材。
電磁環境。
場の感覚。
こうしたものが重なって、家はただの箱ではなく、身体と心を回復させる場所になっていく。
それが、IZANAGIの考える未来の家です。
無機質な未来ではなく、呼吸できる未来へ
未来の家は、本当に無機質でいいのでしょうか?
私は、そうは思いません。
もちろん、未来の家は便利になるでしょう!
AIも入る。
ロボットも入る。
設備も進化する。
建築のつくり方も変わる。
でも、どれだけ便利になっても、人間は人間です。
木に触れると落ち着く。
土や漆喰の空気に包まれると、呼吸が深くなる。
自然光が入ると、気持ちが明るくなる。
風が抜けると、身体がゆるむ。
海や山に行くと、なぜか元氣になる。
その感覚は、未来になっても変わらないと思います。
むしろ、世の中が便利になればなるほど、自然の価値は高まっていくのかもしれません。
無機質なものに囲まれる時間が増えるほど、木や土や自然素材に触れる時間は、より貴重になる。
管理される暮らしが増えるほど、素の自分に戻れる空間が必要になる。
情報が増えるほど、静かに深呼吸できる家が必要になる。
だから私は、未来の家こそ、自然素材が必要になると思っています!
最後に
テクノロジーと自然素材は、対立しなくていい。
便利さと人間らしさも、どちらか一方を選ぶ必要はない。
大切なのは、何を便利にして、何を残すのか?
どこを効率化して、どこに手間をかけるのか?
AIやロボットが進化する未来だからこそ、家の中には人間の感覚が戻れる場所が必要です。
人間が自然の一部なら、家も自然とつながっていてほしい。
木に触れ、空気を感じ、光を浴び、深呼吸できる家。
便利だけれど、無機質ではない家。
未来的だけれど、どこか懐かしい家。
機能的だけれど、身体がゆるむ家。
テクノロジーを活かしながら、自然に戻れる家。
IZANAGIは、そんな未来の家づくりを目指していきたいと思っています。
無機質な未来ではなく、呼吸できる未来へ。
がんばらない私に、戻る家。
それは、これからの時代にこそ必要な住まいなのかもしれません。
今日も最後までお読みいただき感謝します!
みなさまが、より笑顔でより幸せでありますように!!






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